オフショア開発を成功させるためには、事前準備が鍵となります。
適切なパートナー選びから、コミュニケーションの確立、プロジェクト管理の方法まで、順位段階での取り組みがプロジェクトの成否を左右します。
20年以上、オフショア開発で100社以上の実績をもとにご紹介いたします。
目次
閉じる
1. オフショア開発の事前知識
「オフショア開発」とは何なのか。普段からよく耳にするような単語ではないため、どのようなものか知らない方も多いかと存じます。まずは簡単にそもそも何なのかお話させていただきます。
1.1. そもそもオフショア開発とは?
オフショア開発とは「海外にある開発チームや企業にシステム開発を委託すること」を指します。
1.2.なんでオフショア開発?
経済産業省による調査では、国内の労働人口の減少等が起因して、2030年には国内IT人材が最大79万人不足されると試算されています。今後もIT人材の需要は増加していくことが見込まれます。日本国内でのリソース確保が難しくなっていく中、海外のリソースを活用することが解決策のリソース確保が難しくなっていく中、海外のリソースを活用することが解決策の1つとして注目を集めています。
1.3.オフショア開発先はどこの国が多いの?
オフショア開発先として候補となる国は複数あります。
それぞれに強み、リスクがあります。今回は強みを紹介します。
①中国
オフショア開発先として最も早くから始まった国です。
技術力が高く、特にAIやビッグデータ分野で強みがあります。
②ベトナム
オフショア開発先として最も人気のある国です。
若くて優秀なIT人材が豊富で、特にスマホアプリやWEB開発に強みがあります。
国を挙げてIT人材の育成に力を入れていて今後の成長にも期待できます。
また、日本への親和性が高く、トラブルが少ないです。
③インド
優秀なエンジニアが多く、ソフトウェア開発やAI分野で強みがあります。
英語が公用語であり、英語でのコミュニケーションがスムーズです。
④フィリピン
WEB系言語やデザイン分野で強みがあり、スマホゲーム等の開発に強みを持っています。また、英語が公用語なため、英語でのコミュニケーションがスムーズです。
2. オフショア開発のメリットとデメリット
オフショア開発にもメリット、デメリットがあります。
2.1.オフショア開発のメリット
①リソース拡充
不足している日本国内の開発人材ではなく、海外に目を向けることで、リソースの幅を広げることができます。
②コスト効率アップ
多くのオフショア開発国では、労働コストが日本よりも低く、大幅なコスト削減を実現することができます。
2.2.オフショア開発のデメリット
①言語、文化の違い
言語、文化の違いにより、国内環境とはコミュニケーション面で違いが出てきます。国の文化もそれぞれ違うため、お互いに理解がないとすれ違いにつながります。
②時差
国が変わり、遠隔地になるため、時差が発生します。
メリットになることもありますが、デメリットにもなり得る要素です。
3. オフショアで成功するためには?
3.1.事前準備であやふやな部分を残さないこと
事前準備の段階で、何を、どこまで、どのように開発していくのかを明確に決めきることが重要です。なんとなくの部分を残してしまうとそこからプロジェクトが崩壊します。
3.2.円滑なコミュニケーション
円滑なコミュニケーションが取れる体制でなくては、開発の方向性がずれたときの修正が遅くなり、取返しのつかないことになりえます。言語の統一や定期的な打ち合わせが重要になります。定期的ななチェック→分析→改善の根幹はコミュニケーションです。
4. ブライセンのオフショア開発の魅力
ブライセンの特徴は「オフショアを感じさせないオフショア開発」。
ベトナム、ミャンマー、カンボジアでのオフショア開発をご提供しています。長年の経験とノウハウを活かし、お客様に最適なオフショア開発をご提案可能です。ブライセンのオフショア開発の魅力を一部ご紹介します。
魅力1: 日本語でのコミュニケーション
ブライセンの特徴の1つは社内でのコミュニケーションを日本語で統一。お客様との定例、提出資料はすべて日本語です。そのため、お客様側で言語の壁を感じるようなことは御座いません。
魅力2: 100社以上の開発支援実績
ブライセンはこれまでに業務系のシステム開発を中心に100社以上のお客様への開発支援実績があり、20年以上の成功のノウハウの蓄積をしているため、オフショアを始めて活用するお客様へのフォロー体制も整えています。課題を解決したいけど、具体的にどうするべきかわからない…そんなときにはぜひ弊社にご相談ください。過去の豊富な実績から手厚くフォローさせていただきます。
図1. プロジェクト立ち上げ一例
ブライセングループは1984年に日本で設立し、1997年からベトナム、ミャンマー、カンボジア、韓国に拠点を展開しています。海外拠点は子会社で、日本本社出身の管理メンバーが品質基準の教育・管理を行い、密接な協力体制を築いています。また、オフショア拠点の離職率は1%未満で、長期プロジェクトでも安定したチームが継続的に関与。文化・言語の違いは、経験豊富なBrSEがサポートし、スムーズな進行を実現しています。